老朽化したコンクリート部分の強度を回復し
人々の暮らしや周辺環境の安全を確保する
インフラや建築物などにおける日本のコンクリート構造物は、老朽化が進み社会的な課題となっています。また、コンクリートの耐久年数は30~60年と言われますが、実際はひび割れや亀裂からの漏水で早く劣化するケースも少なくありません。当社では社会インフラの安全性を高めるため、トンネル、橋梁、雍壁の補修・補強工事に取り組んでいます。
トンネル補修
トンネル内ではコンクリートの老朽化は、ひび割れや損傷などの発生原因となり、放置すると漏水や崩落事故の起点となります。飛鳥では二次被害防止やトンネル自体の延命を目的とした、シート材や薬液注入などを用いた補修工事を行っています。また、経年劣化による強度不足の解消を図り、トンネル内の安全と快適な道路通行を守ります。

主な工種
- ・FRPメッシュシート
- ・炭素繊維シート
- ・断面修復
- ・漏水対策
橋梁補修
風雨や紫外線、交通過重や自然災害など、さまざまな要因で破損や劣化した橋のコンクリート部分の修復を行っています。ひび割れをはじめ、表面の劣化、劣化による強度不足などの問題に対して、適切な工法で処置を施し、被害拡大の防止や橋梁自体の耐久性を向上させて再劣化のリスクを低減します。

主な工種
- ・スーパー保全工法
- ・断面修復注入工
- ・増厚工法
擁壁補修
道路や建物、河川などの斜面を支える擁壁のコンクリート部分の劣化や変形、ひび割れなどに対して、適切な補修・補強工事を行います。エポキシ樹脂やセメント系の補修材の注入をはじめ、断面を修復する左官作業などを施し、擁壁全体の強度を高めて、機能を回復し周辺環境の安全を確保します。

主な工種
- ・ひび割れ補修工法
- ・断面修復左官工法
- ・断面修復注入工法