強固な地盤づくりで
建設物と周辺環境の安定化を図る
地震大国である日本では、地盤の強度は建設物の安定性に大きく影響します。飛鳥では主にスラリー攪拌工法と薬液注入工法を用いて、地震対策をはじめ、支持力の向上や沈下防止、施工性の向上、周辺環境の保護などを目的に地盤強化の工事を手掛けています。
スラリー撹拌工法
セメントと水を混ぜ合わせた改良材スラリーを改良する地盤に吐出し、原位置土との攪拌混合で発生する科学的な結合作用を利用して強固な地盤を形成する工法です。高い均質性や広範囲の適用性、施工の迅速性などの利点がある工法で、軟弱な地盤を高い支持力と耐久性を持った地盤に強化することができます。

主な工種
薬液注入工法
地盤の強化や透水性の減少を目的として、地盤中にセメント系や化学薬品などの薬液を注入し、土粒子間を固めて地盤を強化する工法です。鉄道路線に近接した工事をはじめ、ダム工事、河川工事、山岳トンネル工事などの他、大規模地震時に発生が懸念される地盤の液状化への対策など、さまざまな場面で薬液注入工が用いられています。
